親父から教わった事

ウチの親父は本当にうるさい人でした。。幼少の頃喧嘩で負けて帰ってくると、勝つまで帰ってくるな！と、家に入れて貰えませんでした。

言い訳を聞いてこっちが、正しかったらそいつの家まで行ってとことんやれ！と、そんな親父です。そんな親父ですがもう、７０歳をゆうに超えてます自分が万引きで捕まった時なんか家の前の河原に行ってボコスコに殴られて顔バンバン口の中ズタボロに、なって殴られました。『人の物には手を出すな!』と、いわれました。

高校生の、夏にキャンプにいきました。ひとりて。テントと、ナイフと調味料と釣り具と、ライターだけもって二泊してこい。迎えに来るからと言っていなくなりました。サバイバルです。食料も時給で火も自分でおこして釣りに行って釣った魚をさばいてワタを出して塩焼きにして、しのぎました。そんな、ワイルドな親父です。小学生の時には誕生日のプレゼントに、小型のナイフを貰いました。危ないからもたせないのではなく、危ないから早いうちに持たせてどれだけ危険かを教えたかった様でした。そんな親父が大好きでした。さけとたばことキムチの匂いの親父が。親父の仕事は大嫌いでした。堅気の仕事ではないからです。職業柄オシャレでしたスーツは全てオーダーメイドでした。そして派手な裏地だなと、思うとエルメスの大判のスカーフを２枚裏地に使ってた様です。それも、おかんのスカーフです。おかんは呆れてました。 高校生になると、恋愛しますよね。自分もしました。彼女ができた時に親父は女は優しくするんじゃなくて大切にしなさい。と口うるさく教えられました。今でもその教えは、守りたい。親父に感謝出来る事柄の一つです。

おとん、無茶苦茶な教えやったけど、ここまで成長できたわ！おとんの背中広かった…何やってもかっこよかったで！いろんな事教えてもろた。感謝してるで！ホンマに！ありがとう！