ごりぴが見た怖い夢
ごりぴがまだ小学生の低学年の頃見た夢の、お話です。
あれは、確か、冬の寒い夜。ごりぴは、熱を出して、寝てました。
ふと気づくと、部屋の中全体が、と言うか、空間全てが方眼用紙の様に細かくなっていて、流れができていました。
時の流れって奴ですかね!
それが、サラサラと音を立てて流れているのです。時には、上から下、右から左へと流れて時計の秒針の音だけが響いていました。
しばらく様子を見ていると、天井の隅にポッカリと真っ黒な穴が空いていました。急に寒気に、襲われてガクガクしているとその穴から大きな蜘蛛が、出てくるではありませんか!大きさは、バレーボールくらいの大きさでした。そこは、簡易ながらも神棚になっていました。
それが続いたある日ばあちゃんに聞いてみました。
『時間が流れてたよ,目に見えたよ』とばあちゃんは、否定するでもなく『ごりぴは時の流れが見えるんだね』って!たまに、ばあちゃんにもみえるらしいです。
『神棚の方から大きな蜘蛛が出たよ』と、言ったらばあちゃんが『ここには、蜘蛛の神様がいるんだよ』だって!
ごりぴは、本物を見たのか?夢を見たのか?よくわかりません。
築90年の古い家なので本当にいたのかもしれませんね!中途半端な話に、付き合ってくれて、ありがとうございます。